湯野建設株式会社


はじめに
 
 石炭灰は、石炭焚火力発電所において微粉炭を燃焼した後、電気集じん装置にて集められた灰白色の粒度0.1mm以下が、90%以上を占める粉体であります。

1955年頃から石炭灰の資源としての有効性が着目され、コンクリート混和材としてダム、水力、火力、原子力発電所などの大型構造物に大量に使用されております。近年再生資源の利用促進に関する法律が制定され、石炭灰は指定副産物に定められたことから、その有効利用技術の開発が一段と求められる情勢になってきました。

 弊社では、50年来のフライアッシュ分級装置及びハンドリングの蓄積された技術を基に近年海外炭によるフライアッシュ微粒子化に対応するため、粗粉を最小限除去する新分級装置も開発致しました。

 弊社は、今後共フライアッシュの品質向上と有効利用の拡大に貢献していきたいと考えております。

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